木曽名物「ほうば巻」

 

こんにちは、藤島住宅の大目(おおめ)です。
私の田舎、長野県木曽町(旧木曽福島町)の名物和菓子に『ほうば巻』があります。

ほうば巻

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実家から、送っていただきました。
親は、和菓子屋をたたんでしまったので、他の和菓子屋の物です。
絶対、父親のほうば巻の方がおいしいですけどね!
家の奥さんも言っています。
この「ほうば巻」は、朴の木(ほうのき)の葉に上新粉のお餅を包んで蒸してつくります。
お餅の中は、粒あん・こしあん・味噌あんなどがあります。
田舎では、旧暦の端午の節句として、柏餅の代わりに食べられていました。
朴の葉は、一房に5~8枚ほどついているのですが、その形を崩さないように包みます。

 

地元の人がみんな食べるのと、他で暮らしている家族・親戚・知人みんなに送るので、木曽の和菓子屋さんでは、5月中旬から7月下旬までは休みなく大忙しとなります。
私の実家は、すべて父親一人で手で作っていたので、他のお店に比べたら製造数は少ないのですが、最盛期には、1日1500個ほど作っていました。
私が埼玉に出て来てからは、朝早くというより夜中の2時3時から始めていましたね。
一時、私も実家で一緒にやっていた時は、5時ごろからスタートしていました。

 

朝まで飲んで、帰ってきたら工場の電気がついているので、
私も、そのまま仕事・・・なんて生活もしていました。
今思えば、20代の若かったから出来たことです。
そのまま、次の日も、商店街お祭りの準備のため夜出かけ、
当然、流れでまた飲みに行って・・・・三日連続が最高でしたか。。。
楽しかったですね!!!

 

親からしたら、とんでもない息子でしたが。

 

だからか! この年になって、肝臓の薬を飲まなくてはいけなくなってしまいました・・・
すみません、直ぐ話がそれてしまいます。
父親は、朴の葉も自分で取っていたので、子供のころから日曜日は一緒に山へ行っていました。
朴の葉

朴の葉

山の中にある朴の木は、太陽を求めてすらっと高く伸びるのですが、父親は相当高いところまで登って葉の房を傷めないように切って落とします。
私は、下の方で、ちょこちょこってとってからは、近くにを流れている川で遊んだり、山菜を取っていました。
マムシにも出会っていましたが・・・今はヘビ、絶対ダメです。
20代になっても、木登りは父親にかなわなかったですね。
さいたま市緑区大門にも、朴の木があるのですが、葉が小さい品種なんです。
大きい葉の木を見つけたら、取らせてもらい自分でも作ってみようと思っています。





 

 

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