住宅ローン控除、2024年入居は大幅減額に注意!



(2023年8月29日時点でのブログ記事の情報です。ご覧いただいた時点で販売状況や法規制の内容等が変更となっている場合がございます。詳細は、その都度ご確認をお願いいたします。)

こんにちは、藤島住宅の大目(おおめ)です。

住宅ローン控除について、新居のお引渡しが、今年2023年12月中旬から年末ぎりぎりか、来年2024年入って直ぐ(1月中旬まで)になる方は注意が必要です。折角の住宅ローン控除額が大幅に損してしまう可能性があります。

今年は、まだ4ヶ月もあると安心していても、不動産の購入ではご契約からお引渡しまで2ヶ月かかるのは良くあることなので、年内入居をご希望される方にとっては、意外とあっという間かもしれません。

そして、気に入ったお住まいが見つかった時に、その物件のお引き渡し時期をしっかり営業に確認してください。

「お引渡しまで少し余裕をもって来年年明けにしましょう。」なんて安易に決めると、住宅ローン控除の額が、13年間の総額で大きく変わってしまう可能性があります。

また、その他の条件によっても控除額が変わりますので、購入物件へのご入居時期、住宅ローン借入額、購入物件の建物スペックについて総合的に判断が必要になります。

住宅ローンの年末残高に対して一定の割合で所得税の還付や住民税が控除される『住宅ローン控除』ですが、現時点で決定している内容では、来年2024年入居になると購入する物件により大きく変わってしまう場合があります。

住宅ローン控除概要

国土交通省HPより

上の表の通り建物の省エネ性能のレベル等にもよりますが、控除額の上限がおよそ1,000万円減額となってしまいます。

上限額をフルに利用できたとして、0,7%の13年間では91万円の差となります。

現時点で、まだ更地や着工したばかりの物件など、明らかに引き渡しが2024年になってしまう場合は仕方ありませんが、来年の1月のお引渡しと言われた場合、業者側が年末ぎりぎりでバタバタしまうことを避けたかったり、年末年始休暇もあるので余裕をもって、念のため2024年1月のお引渡しとする場合もあるかもしれません。

それでも、場合によっては2023年中の引き渡しが可能か否か交渉してみることをお勧めします。

とは言っても、弊社の場合でも工事の状況等諸々の状況からどうしても年明けのお引渡しとさせていただくことも出てくるかと思います。

なお、注意が必要なのは、上の表の年数は、あくまでも入居開始した年で住宅ローン控除額が変わります。年内に引き渡ししても、入居が来年になってしまう場合は2024年の控除額が適用となりますので、お引越し手続きもスムーズに行くように事前の準備が必要です。

 

弊社の分譲物件の場合で各条件による違いを比較してみます。

藤島住宅が分譲中の【レスト・アコーテ東川口】(第43期大門)【ヒルズ・アセット東川口】(第45期大門)【ブレイブウッドタウン武蔵浦和】(第23期西浦和)は、どちらも『長期優良住宅の認定を取得』し、『ZEH水準省エネ住宅』断熱性能をクリアーしています。

『長期優良住宅認定』については、ご購入者様の意思によって認定を引き継ぐこともできれば、引き継がないことも選択できます。

表にある通り、今年2023年中の入居では『長期優良住宅』での住宅ローン控除額の上限は、5,000万円で、『ZEH水準省エネ住宅』4,500万円となり500万円の減額となります。

フルに控除を受けたとして500万円×0.7%×13年間=455,000円の減額となります。

しかし、長期優良住宅認定を引き継ぐ場合は、引き渡し後30年間定期的に検査を受けて適時メンテナンスを受けることを約束し記録にも残すことが条件とされており、10年目以降5年ごとの検査の際に検査手数料も発生するので、金銭的なことだけの比較ではありますが、実質ほとんど差がないかと思います。

藤島住宅で販売中の物件価格は、一番高くて5,560万円ですので、年末ローン残高が5,000万円以上を13年間続く可能性が少ないかと思いますので、長期優良住宅の認定は引き継がなくても『ZEH水準省エネ住宅』4,500万円でも良いと判断することも十分あり得るかと思います。

ただ、自分では見ることのできない部分をしっかり検査してもらうことの安心感も大きいので一概には金銭的な部分のみで比較できず各々の価値観による判断になります。

 

しかし、ご入居が2024年になる場合、前述のような判断をすると『長期優良住宅』の上限4,500万円から『ZEH水準省エネ住宅』の3,500万円へと1,000万円の上限に差があります。

差額の1,000万円×0.7%×13年間=910,000円も控除額が減ってしまう場合もあります。

藤島住宅の【レスト・アコーテ東川口】(第43期大門)【ヒルズ・アセット東川口】(第45期大門)【ブレイブウッドタウン武蔵浦和】(第23期西浦和)は、本日時点で4,530万円~となっていますので、5,000万円前後の住宅ローン借入をする方も多くなります。物件価格フルローンでお考えの場合は『長期優良住宅』の上限4,500万円を確保しておきたいと思われるかもしれません。

 

建売物件の中では、『長期優良住宅認定』や『ZEH水準省エネ住宅』を取得できる建物スペックを持った物件自体がまだまだ少ないのですから、上記の例に当てはまらない方もいらっしゃるかとは思いますが、お住まいを探されている方は今から年内にかけては注意が必要です。

また、控除額上限金額でのお話をしてきましたが、住宅ローン控除は、実際に支払っている所得税と住民税の一部からの還付ですので、今一度源泉徴収票の源泉徴収税額と住民税額の確認をお勧めします。

配偶者控除や扶養控除などにより源泉徴収税が抑えられている方にとっては悩む必要もなくなるかもしれません。

 

弊社の分譲で【F‐STYLE川口】(第60期鳩ケ谷)は、『省エネ基準適合住宅』に対応した建物スペックとなります。2023年中のご入居で住宅ローン控除上限額は4,000万円、来年2024年ご入居だと上限3,000万円と1,000万円下がってしまいます。なお、現時点で証明書を取得していないので、証明書取得費用が別途かかります。

証明書を取得しないと『その他の住宅』に分類されてしまうため、2023年までの建築確認取得での2,000万円が控除上限となり、控除期間も10年間と短くなってしまいます。

簡単にご説明しましたが、分かりにくい部分もあるかと思いますので、いつでもお気軽にお問い合わせください。

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