マンションリフォームの注意点

こんにちは、藤島住宅の大目(おおめ)です。
先日ご契約されたマンションのリフォーム行うため、業者さんに現地を見て頂き見積もりを出していただきます。
今回、トイレを新規交換しようとしているのですが、
ここで大問題が発覚・・・

 

トイレが特注で作られており、市販のトイレを持ってきても取り付けられないのです!
既設のトイレを確認いただいたところ、見た目には特に問題はなさそう、型番も普通の市販のものと同じだったので、ご希望のタンクレス型も設置可能とのことだったのですが、業者さんがTOTOに確認したところ、特注で作られており在庫は無し。
こんな感じです。給水管が横にありますよね。

こんな感じです。給水管が横にありますよね。

通常、給水管は排水管から離れたところから取り出すのですが、→→→→→
今回は、排水管のすぐ横に取出し、便器の下から接続しているのです。
要するに、一見、「給水はどっから引いてるの?」ってっ感じです。↓ ↓ ↓
既設のトイレです。 給水管が見当たりません。

既設のトイレです。
給水管が見当たりません。

という事で、このままでは市販のトイレでは給水管をつなげられないのです。
この特注の便器をどこからか探すのか?
TOTOとしては、ある業者(デベロッパー)向けに特注品を提供しているが、それは、その業者向けなので、TOTOとしては他のところへ提供できないとの事・・・
納得いかないような。。。仕方がないような。。。

 

そこで、給水管を引き直せば良いのでは?
例えば、こんな部材で位置をずらすとか1

例えば、こんな部材で位置をずらすとか1

床を開けてみないと何とも言えないのですが、
床下のスラブ(コンクリート部分)とトイレの床の間の隙間は、他の状況を見る限り数センチしかなさそう(良くて5センチ)。
立ち上がって出ているのを直角に曲げる部材を取り付けるにも、それだけのスペースを確保できるのかが心配の状況です。
マンションの場合、特に大型のマンションは、特注で発注してもまとまった数になるので、大きなコストアップにならずに仕入れることができます。
という事で、間取りやデザイン重視で特注の物で施工したりするのです。
キッチンでも、たまにあるそうですよ。
規格品のサイズは、数種類で決まっているので、新規交換しようとしてもぴったりのサイズが無かったりします。
私も、先月自宅の給湯器を交換しました。
4社に見積もりを依頼したのですが、その内2社は施工不可能との回答でした。
給湯器の排気口の取り出し方が特殊だったらしく、
経験が無いからできない業者さん、技術的には出来ると思うが、特殊なので後々のアフター保証の責任が持てないので、請け負えません、との理由でした。
結果的には、施工可能な業者さんは見つかったのですが、料金としてはやはり数万円割高になってしまいました。
気持ちとしては、当時の設計者に他の方法は無かったのか聞きたいですね。

 

給湯器については、消防法の絡みもあったかもしれませんねと言われたので、自分の中では、それなら仕方ないとして納得はしますが、

 

『別に、トイレは普通でいいじゃん!』って思ってしまいますね。
ただ、プロが設計し、TOTOでも分かっていて納品しているのでしょうから、素人には分からない何かしらの事情があったのかもしれませんが。
まだ、築年数もそれほど古くないので、管理会社に聞いても、今まで特にトイレに関して問い合わせは無いとの事。
でも、先々リフォームをしようとした方も、「えっ!」ってなるかもしれませんね。
なんか、マンションを否定的にお伝えするつもりはありませんので、念のため!
ただ、マンションのリフォームについて、失敗しないように注意点の一つとしてお伝えしました。

 

 

 

お気軽にお問い合わせください。

クリックで、お問い合わせフォームへ。




Follow me!