2022年8月の住宅ローン変動金利の比較



(2022年8月3日時点の情報です。ご覧いただいた時点で販売状況や法規制の内容等が変更となっている場合がございます。詳細は、その都度ご確認をお願いいたします。)

こんにちは、藤島住宅の大目(おおめ)です。

2022年8月の住宅ローン変動金利の比較

新規購入の場合での金利を比較しています。借り換えの場合、より低い金利設定となる場合がありますので、別途、お気軽にお問い合わせください。

 

《住宅ローン 2022年8月 金利比較》

金融機関 金利(%)
みずほ銀行ネット専用 0.375
PayPay銀行 0.38
住信SBIネット銀行(SBIマネープラザ) 0.39
auじぶん銀行 0.389(0.289)※1
新生銀行 0.45
埼玉りそな銀行 0.47
三井住友銀行 0.475
三井住友信託銀行 0.475(0.445)※2
ソニー銀行 0.447(0.397)※3
イオン銀行 0.52
三菱UFJ銀行 0.475
楽天銀行 0.537

(上記金利は最低金利が適用された場合です。審査結果により適用金利が変動する場合があります。)

先月から、ほぼ金利変動はありませんでした。以下の諸条件も変更ありません。

ソニー銀行の「変動セレクト住宅ローン」金利が、先月の0.507%から下がり、頭金10%以上ある場合は、0.05%の金利優遇が上乗せされるので、0.3%台の金利となります。

住宅ローンの変動金利では、0.3%台での設定が当たり前になってきましたね。

また、いつも新規借り入れの場合の金利をお知らせしていますが、借換えの場合に違う金利設定をしている金融機関もあります。

新生銀行では、今月借換えキャンペーンで、変動金利0.35%としています。

金融機関の競争は、新規・借換え共に激しいですね。

※1)auじぶん銀行は、また金利優遇キャンペーン中です。9月30日までの借入で0.021%金利優遇が拡大され、再び0.3%台に入りました。auモバイルをご利用の場合は、更に0.07%の金利優遇とじぶん電気をご契約の場合は0.03%の金利優遇があり、両方を合わせて契約すると、0.1%の金利優遇0.289%となります。

※2)三井住友信託銀行は、投資信託自動購入プランやNISA口座開設などの一定の申し込みを行うことで最大0.03%の金利優遇があり0.445%となります。

※3)ソニー銀行は、頭金1割以上のご用意で0.05%の金利優遇があります。

また、埼玉りそな銀行では、環境配慮型住宅として、ZEH・太陽光発電・長期優良住宅に該当する物件の場合は、0.01%の金利優遇となります。

三井住友銀行では、ZEH住宅の場合0.05%の金利優遇で0.425%の金利となります。三井住友銀行の場合は、長期優良住宅では金利優遇追加の対象となっていません。また、ZEH住宅であり、且つBELS(ベルス)=建築物省エネルギー性能表示制度による評価書の提出が必要です。この評価書を取得する手数料として、ハウスメーカーによっては10万円以上~数十万円の請求となる場合もある様なので、事前の確認が必要です。

※その他、各条件により設定金利が変動する場合があります。

 

団体信用生命保険の比較について6月のブログで簡単に書きましたので、興味のある方は参考にご覧ください。

クリック☞『2022年6月の住宅ローン変動金利の比較』

 

2022年8月 フラット35金利比較

《フラット35(買取型) 8月金利比較》

(9割借入 21年以上返済 団信付きの場合)

金融機関 金利(先月比)%
埼玉りそな銀行 1.53(+0.02)
ARUHI 1.53(+0.02)
楽天銀行 1.53(+0.02)
住信SBIネット銀行 1.53(+0.02)

フラット35の「買取型」については、先月に続いて金利が上昇しました。

上昇幅も先月と同じで0.02%上がり1.53%(団信加入、頭金10%の場合)となりました。

固定金利については、引き続き金利上昇の流れになっていますね。アメリカがすぐに金利引き下げに向かうことは考えづらいでしょうから、日本でも10年国債利回りも影響を受けて上昇基調が続きそうです。

目先のことを考えると、変動金利との金利差が開いているので、変動金利を選択する方が多くなりそうですが、ある住宅ローンに関するサイトでの調査では、今年に入り固定金利を選択、変動金利から固定金利に借り換える方が増えたそうです。

固定金利上昇のニュースを聞いて、将来的に変動金利も上がってしまうのではとの心配が動機になったのではと書かれていました。

私は、個人的にはどちら?と聞かれれば、今は変動金利を選択します。あくまでも、私個人の考えですが。。。

早々に変動金利が上昇するとは考えにくいと考えています。

2年前になりますが、以前、変動金利と固定金利の比較した記事を書いています。今とは、多少金利の数字が違っていますが、参考にご覧ください。

『変動金利と固定金利、どちらが正解?』

日本でも物価上昇と言われています、しかし、決して好景気になっているわけではなく、円安による輸入コストアップ、また、ガソリン代の値上がりを実感している方は多いかと思いますが、エネルギー関連の値上がりなど、諸々の外的要因での物価上昇が主だと思っています。電気料金も、自動引き落としで支払われているので気づいていないかもしれませんが、知らないうちに結構上がっています。

6月の消費者物価指数が総合で2.4%、生鮮食品を除くと2.2%、”コアコア指数”と言われる生鮮食品とエネルギーを除くと1.0%の上昇となっています。

私の子供も、これから就職を控えていることなども考えても景気は良くなって欲しいとは思いながら、今すぐには変わらないだろうとも思い、今なら変動金利かなと思っています。

また、金利上昇に向かうときも、まずは金利優遇の引き下げを行い新規借入時の適用金利の上昇のみになる可能性もあります。ということは、基準金利が上がらなければ、すでに借りている方のて実際の適用金利は変わらないことになります。もちろん、必ず、金融機関がそうしてくれる保証もなく、期待と予想の範疇ではありますが!!

先日の黒田日銀総裁が「金融緩和政策維持」すると表明しました。私は良かったと思っています。アメリカみたいに7、8、9%なんていう物価上昇になったら金利は上げるでしょうが、日本ではまだ2%そこそこ。しかも、好景気による物価上昇ではなく、輸入コスト増加などによる物価高。まだ日本では景気を良くするための施策を行って欲しいと思っています。今、各企業がこの値上げの波に乗って、どんどん価格変更を発表しニュースなどで伝えています。このニュースを聞くたびに、いちいちそんなに言っていたら、余計節約ムードばかり煽って消費が後退してしまう。。。と心配になってしまいます。

今までコストアップ分を企業の利益圧縮で凌いで来た部分も大きいので、しっかり利益は確保して給料がワンテンポ遅れながらでも上がってくれると良いですね。

ついこないだまで、1ドル140円!なんて心配していたのが、130円台前半まで円高となりました。今後アメリカの急激な利上げは無さそうとの予測や、急激な利上げによる景気後退への懸念が薄れたことで、日本との金利差がさらに広がるのでは?との不安も解消されたことで、円高になっているようです。

投資に詳しくない私としては、世界の投資家の方たちは、細かいことに微妙に反応しすぎ!それをテレビのニュースでも不安面ばかり伝えるので、落ち込んだ空気ばかりが漂ってしまうような気がしてしまいます。

もちろん、経済とはそういうものだとは分かっていますが。。。

なんか偉そうなことを書いてしまいましたが、私は経済の専門家でもなく、特に勉強した訳でもないので、自分で統計の数字を見て判断できるはずもなく、SNSやテレビなどでいろんな方の意見を見聞きして、自分なりに腑に落ちたことをお伝えしているだけです。皆さんのお考えは色々かとは思いますので、お客様と住宅ローンのお話をするときも、その辺を踏まえたうえでご説明しています。

先月も書きましたが、フラット35の金利上昇の様子です。

2021年

6月1.35%

7月1.33%

8月1.28%

9月1.28%

10月1.3%

11月1.33%

12月1.33%

2022年

1月1.3%

2月1.35%

3月1.43%

4月1.44%

5月1.48%

6月1.49%

7月1.51%

8月1.53%

ちなみに、住宅支援機構は発行している資産担保証券(機構MBS)の既発債を見ると7月21日付の表面金利は6月から0.03%上昇していますが、フラット35は0.02%の上昇に留めています。

以前は、ほぼこの表面金利の動きに連動していましたが、最近は違う動きになることが多く、そういう点では、アメリカの利上げからの円安など複雑に絡んでいるのかもしれません。

フラット35の金利上昇基調で、契約したものの引渡しがまだ先という方にとっては不安かもしれませんが、【フラット35】『維持保全型』という新しい金利引下げが始まったこともあり、金利上昇負担感が多少なりともやわらげられています。

【フラット35】『維持保全型』についてはこちらをご覧ください。

ブログ(【フラット35】『維持保全型』とは?

長期優良認定住宅の認定を引き継ぐことなど一定の要件を満たすと、当初5年間0.25%の金利優遇を受けられます。

フラット35Sとの併用で、当初5年間は0.5%の金利引下げとなります。

藤島住宅の分譲は、全物件フラット35Sと長期優良住宅認定を取得しています。

☞藤島住宅新築自社分譲物件

 

次に、フラット35の『保証型』でも同様に0.02%金利上昇となっています。

「ARUHI」

 スーパーフラット8.5   1.45%(+0.02) 頭金15%以上
 スーパーフラット8    1.40%(+0.02) 頭金20%以上
 スーパーフラット5    1.32%(+0.02) 頭金50%以上

「住信SBIネット銀行」

 1.46%(+0.02) 頭金10%以上必要
 1.33%(+0.02) 頭金20%以上

ARUHI(アルヒ)・住信SBIネット銀行の両行とも、買取型と同じく先月に引き続き0.02%上げています。

頭金20%に対しては住信SBIネット銀行の方が良い条件となっているのは変わりません。

 

各行の詳細はこちらから

PayPay銀行

auじぶん銀行

住信SBIネット銀行(住宅ローン代理店対面)

住信SBIネット銀行(フラット35)

ARUHI

新生銀行

 

まだ不慣れな部分はありますが、簡易的なライフプランの作成などのご相談も承ります。

お住まい購入において、住宅ローンなど資金計画については大変重要な部分です。

物件探しと合わせて、お気軽にご相談ください。

お気軽にお問い合わせください。

クリックで、お問い合わせフォームへ。




Follow me!