中古車購入とお住い購入⓶ローンの事前準備が重要。
こんにちは、藤島住宅の大目(おおめ)です。
常々、お伝えしているのですが、お住い探しをする上で、良い物件を探すのが一番の目的であり、大切なことだとは思いますが、同様に、信頼・信用できる不動産会社や不動産営業マンと出会えるかも、お住い購入では大切な部分となります。
仲介業においては、ある物件を契約するのに、基本的にはどの不動産会社を通じても契約できます。
ですので、自身で信頼できる営業マンを見つけていたなら、そこに頼めば問題ありません。
しかし、例えば、弊社の自社新築戸建物件は、原則仲介として物件を公開していませんので、すべて自社営業での販売です。
藤島住宅の物件を買いたい場合は、弊社との直接の売買となります。
もし、他の営業マンとのお付き合いの中で信頼関係が出来ていたとしても、そちらに仲介に入ってもらうことは出来ません。
以前、私が仲介不動産会社へ勤めていた時に、お客様からネット検索で気になった物件を紹介して欲しいと頼まれ確認したところ、その物件は他社の仲介へ公開されておらずご案内が出来ませんでした。
その旨をお客様へお伝えしたところ、「大目さんが紹介できないなら、それは無しで良いです!」とおっしゃっていただきました。
営業冥利に尽きるのですが、同時に、お客様の選択肢の一つを無くしてしまったのも事実で、その後の責任感は増しましたね。
ここは、お客様の自由選択です。
もし、当時、その物件を他社を通してご覧になり、気に入ってご契約となっても仕方がないことです。
良い物件が見つかって良かったですね、と思います。
昔と違って今は、物件情報のほとんどがネット上に公開されています。
以前は、情報を不動産会社が公開しないことによって、お客様からのお問合せを増やす効果がありましたが、今では、情報を隠す会社はスルーされるだけなので、ほぼどこかしらのネット情報に掲載されます。
100%ではないですが、物件探し自体は、お客様ご自身でもある程度の精度で行えます。
実際は、いくつかの検索サイトやホームページをチェックすることは大変かとは思いますが。。。
しかし、物件に目星をつけた後、現地案内をして物件をしっかりチェックする・物件の調査(法的規制など)・ご契約・住宅ローンなど実務部分を確実にスムーズに進めるためには、営業マンの力量が大きく関わってきます。
今夏、中古車を購入したとお伝えしましたが、車を探す際に、まずは、ネットで検索し、ディーラーを2ヶ所と中古車の車屋さんを3ヶ所に行きました。
最初は、購入後のアフターを考えて自宅周辺の生活エリア圏内にあるディーラーと中古販売店で探しました。
車種を限定していたので、エリアまで限定し予算や年式・色などで絞り込むと、どんどん該当車が限られてしまいます。
しかも、安心を求めて「ディーラーの認定中古車」限定でしたので、更に条件が厳しくなっていました。
そんな中、とにかく中古車購入とはどんなものかと、実際に車を見に行き、営業の方から車の性能や中古車市場の仕組み、マイカーローンなど説明を聞きました。
どうしても、不動産取引と比較してしまうので、共通する部分もあれば、「えっ、そうなの?!」なんてこともあります。
車購入ブログではないので、あまり詳しくは書きませんが、マイカーローンについてはもっと事前に勉強しておけば良かったと思います。
と言うか、不動産営業マンとして、住宅ローンについてお客様のご相談にのってアドバイスをしているので、逆の立場として、車屋さんの営業マンに相談すれば分かるだろうと思っていました。
提携の銀行がありますが、どの金融機関の住宅ローンを利用するかは自由です。そして、提携銀行以外の銀行などで住宅ローンを利用する場合でも、お客様がローン手続きをご自身で行いたいとのご希望が無い限り、お客様との間に入って手続きを行います。
いろんな金融機関に問い合わせ、ローン商品のメリットデメリットや融資条件の確認などを行います。
だからこそ、幅広く住宅ローンの知識を持っておかないと、お客様の事情やご希望に合った最適の金融機関やローン商品のご紹介が出来ません。
しかし、車購入においては『仲介』という概念がありません。
中古車販売会社にあっても、自社で買い取った車を整備して自社の商品として販売します。他の車屋さんに販売を依頼することは無いかと思います。
ディーラーについては、もちろん自社の車のみです。
そして、ローンも自社提携ローンを用意してあり、それを利用することが強制ではありませんが、他の金融機関を利用する場合はすべてお客自身での手続きとなります。
「少しでも低い金利や条件の良いローンをご紹介します。」という意識はありません。
営業マンが、マイカーローンについて、いろんなパターンを比較検討してのアドバイスは有りません。
私は、住宅ローンの件で各金融機関に問い合わせているので、自分でローンを調べること自体は苦ではないのですが、いざ、調べていくと、結構大変でした。
お住い購入での住宅ローンとの大きな違いは、ローンを決定するまでの期間が極端に短いのです。
まぁ、これも車販売会社としては、車1台の販売に多くの時間や手間をかけられないだろうなとは思いますし、売主側のリスクなども、不動産の場合とは異なる部分もあるので仕方がないかとは思います。
最終的に私が車を買った中古車販売会社では、購入申し込みから1週間ほどで全額支払いを求められました。
埼玉りそな銀行で仮審査内定までは得ていました。住宅ローンを利用しているので、特別金利優遇が適用されるのです。
ただし、本審査は、正式に車が確定してからとなり、早くても融資実行までは2週間必要と言われていました。
当然、普通にマイカーローンの仮審査から本審査をやっていては間に合いません。
直ぐに埼玉りそな銀行へ電話して、借り換えでのマイカーローンが可能という事を確認した上で、仕方がないので、取り敢えず、金利が3倍近くも高い提携のクレジット会社を利用しての契約です。
ここから、埼玉りそな銀行での借り換え手続きに向けて動いたのですが、最後に「大どんでん返し!!」
窓口の方も説明不足を認めてはいるものの、ローン商品の仕組みに係わる部分なので、どうしても変更ができずキャンセルとしました。
そこから、一からマイカーローンの検討です。
都市銀行から地銀、ネットバンク、保険会社系などなど、様々な商品があり見定めるのが大変でした。
『○○%~』と、とても低い金利の見出しにつられて詳細を見ていくと、いくつかの条件設定があり結局3%超になってしまうのです。
そんな中、ありました!
きらぼし銀行の1.65%の低金利で、様々な条件による金利優遇の変動もありません。
審査に通れば一律同条件の金利です。借り換えでの融資もOK。
ネットからの仮審査も直ぐに内定が下りました。
次に、本審査の件で担当者と電話で問い合わせた時に、今回の車購入の流れを伝えたところ、「現マイカーローンで、6ヶ月以上の返済が終わってからでないと融資対象にならないんですよ。。。」
私の中で、「またか・・・」
そんなこと、ネットでの商品説明。融資条件には一切記載されていないし、ぞもそも仮審査申込みを銀行窓口で行おうとして、一度電話で問い合わせた時に同じ話をしているのに何も言われず。。。
そして、またしてもマイカーローン探しが始まったのです!
長引くと、高い金利での負担が増えてしますので、結局、ギリ2%台での固定金利のマイカーローンに落ち着きましたが、半年後に、再度きらぼし銀行への借り換えを検討しています。
住宅ローンの場合は、借り換えの手続きにも何十万円の費用が掛かるので、それなりの金利差や残りの期間が無いとメリットが少ないのですが、マイカーローンの場合は、役所での必要書類や印紙の取得費用などですので、直ぐに元は取れてしまいます。
なんか、愚痴も入りつつダラダラと書いてしまいましたが、お住い購入でも車購入でも資金計画は本当に大切だと実感しました。
「お金」のことが不安定になっている時は、やはり、普段から何となく気持ちが落ち着かないですね。
これで、また一つ「人生経験」が増えた!ってことで良しとします。
私がお住い探しのお手伝いをさせて頂く時は、住宅ローンのアドバイスもしっかりと致します。
お気軽にお問い合わせください。
ちなみに、
最初のクレジット利用の際には、車検証の所有者が、クレジット会社になっていたのですが、今回借り換えで完済したので、所有者も私の名義になりました。
こんな手間も増えてしまうんですよね・・・
勉強になりました。