フラット35、金利優遇最大1.0%『子育てプラス』
(2024年2月12日時点でのブログ記事の情報です。ご覧いただいた時点で販売状況や法規制の内容等が変更となっている場合がございます。詳細は、その都度ご確認をお願いいたします。)
こんにちは、藤島住宅の大目(おおめ)です。
フラット35の金利優遇の制度が、2024年2月13日より変更となり最大1.0%の金利優遇となります。
また、『子育てプラス』という制度が新しく始まります。優遇期間は、ポイント数により決まるので、1~5年・6~10年・11~15年・・・など5年区切りの期間ごとに優遇金利が変化します。
まず、フラット35の金利優遇は、ポイント数により決まります。ポイントとは、購入(建築)物件の建物スペックなどの条件により決まっています。そこに、新たに『子育てプラス』として、こどもの人数に応じてポイントがプラスされるようになります。
『子育てプラス』とは
ご夫婦どちらかが40歳未満または子どもの年齢が18歳未満の世帯が対象となり、子ども1人につき1ポイントとなります。子どもが居なくても1ポイントとなります。
1ポイントごとに0.25%の金利優遇が積み重なり最大1.0%までの優遇となります。
子どもの人数には制限が無いので、テレビに出てくるような大家族の場合、18歳未満の子どもの人数分ポイントが増えますので、仮に、4人のお子さんが該当したら借入当初5年間は1.0%の金利優遇が得られます。
もし、5人だった場合は、1~5年目が1.0%、6年~10年目の期間は0.25%の金利優遇となります。
10人だったら当初10年間1.0%の優遇です! 以降上限は無いとのことなので・・・
他の優遇制度とも併用可能
少子化の中で子どもの人数だけでは限りがありますので、今までと同じく建物のスペック等によってもポイントが付きます。
「ZEH住宅」であれば3ポイント、耐震等級などで一定の基準以上で対象となる「金利プランAタイプ」では2ポイントなどが付き、「子育てプラス」のポイントと併用可能です。
長期優良住宅の認定を受ければ1ポイント加算できます。
新しい金利優遇ポイント制度は、5年ごとの期間でポイントの積み上げ方式となりました。
まずは、融資開始から当初5年間に対して4ポイント(4×0.25%=1.0%優遇)が上限となり、更にポイントを得られる場合は、6~10年目の5年間に対しての金利優遇となります。
今までは、優遇金利は0.5%を上限にして3ポイント目からは優遇期間が10年間になっていました。
新しい制度では4ポイントまで当初5年間の優遇となり、一見損した様に思われたので、住宅支援機構の問い合わせ窓口へ聞いてみたところ、最初の借り入れ元本の多い時に金利が低くなる方が、総返済額ではメリットがあるとの説明です。
ということで、計算してみると・・・
契約額の90%までの借入として借入額4,000万円、35年返済、今月の金利1.82%の場合
4ポイント取得したとします。
《新しいポイント制度》当初5年間1.0%金利優遇
1~5年目 金利0.82%・・・月々109,589円
6~35年目 金利1.82%・・・月々126,108円
総返済額・・・51,974,220円
《今までのポイント制度》当初10年間0.5%金利優遇
1~10年目 金利1.32%・・・月々118,978円
11~35年目 金利1.82%・・・月々126,153円
総返済額・・・52,123,260円
新制度の方が総返済額は149,040円少なくなっています。35年間で約15万円なので微妙なところですが、子どもの人数によっては更なる金利優遇が得られるのでメリットも大きくなります。
詳細については、住宅支援機構HPもご確認ください。☞フラット35『子育てプラス』
お住まい探しでの住宅ローンなど資金計画をクリアーにすることが大切な第一歩です。
自分では問題ないと思っていた方が、実は・・・ということも何度かありました。